力技や体重を乗っける施術は意味がない?

整体に限らず「からだをほぐす」ことを考える技術のほとんどは「揉む」ことや「押す」ことに主眼を置いたものが多いといえます。

 

そして技を効かせるために力でグイグイと押したり、体重を思いっきり乗っけるという手法を取ることがほとんどです。

 

私も腰痛がひどかったころにクイックマッサージなどに行ったときに「もっと強く」と言ったら思いっきり力で押したり、体重を乗っけられたものです。

 

これは施術者のからだにも負担が大きく、最後には指ではなく肘を使って全体重を乗せるような施術をしていました。

 

しかし、その施術は果たして意味があるのでしょうか?

 

からだには防御機能があり、強い力が外からかかると無意識に緊張して筋肉が強張るという特徴があります。

これではせっかくからだの奥に刺激を入れようと力や体重を使っても硬い筋肉に圧が阻まれて無駄になってしまいます。

 

むしろ施術者が肩の力を抜き、ツボを心得た施術をすればそれこそ触るくらいの力で十分効いてくるのです。

 

事実、全力押しや全体重を乗っけられても平気なんて言う方が軽く触っただけ(力でいうと撫でる程度)で叫ぶほどに効いてしまうことはよくあることです。

 

力押しや体重を乗せる施術は見栄えや頑張ってる感はありますが、それでは硬くなった表面の筋肉を傷つける可能性もありますし、効かない箇所をグイグイとやってしまえば症状をこじらせてしまうこともあります。

からだのツボを押さえた施術をすれば、力や体重はほとんど必要ないのです。

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コメント: 1
  • #1

    Javier Bushong (金曜日, 03 2月 2017 19:17)


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